2017年12月01日

飢えた渦…読み始めです!

 「飢えた渦」黒岩重吾(くろいわ じゅうご)…読み始めです。昭和41年の作品。黒岩重吾は”初”です。古本屋で見つけました

 非行グループから抜けだし…華麗な変身をとげていくというストーリーのようです…楽しみだ
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消えた女…読み終えです!

 「消えた女〜彫師伊之助捕物覚え〜」藤沢周平…読み終えです。良かった

 版木の彫師である伊之助、暮れ六つ(午後六時)の鐘の音を聞くとさっさと仕事を切り上げてしまう、親方も職人も誰も文句は言はない…それだけあてにされていないということ、それが伊之助にとっては楽でした。

 そんな伊之助には今は版木の彫師ですが、元岡っ引き。女房が男と駆け落ちした挙句、無理心中という過去を背負っています。女房の裏切りに痛手を受けた伊之助は、岡っ引をやめ、版木の彫師として暮らしています。

 ある日家へ帰ると、訪ねてくるものなど誰1人いない部屋に…人の気配が…「伊之、おれだ」、「これは清住町のとっつぁん。どうしなすったんで」と伊之助。部屋にいたのは昔、恩義ある先輩岡っ引だった弥八のとっつぁんでした。取り出したのは簪、簪にはこよりが一本結んであり…それには「おとっつぁん、たすけて」と書かれていました。こよりに書かれた文字は確かに娘の文字、「おようを捜してもらいてえ」と弥八。

 弥八の娘おようが消えた。捜すこととした伊之助、昔凄腕と言われたの岡っ引の血が騒ぎだします。果たしておようを捜しだすことができるのか……。

 元岡っ引きという設定は面白いです。現代風でいうと元刑事ですね。解決か、たどり着いたか…と思うと上の力が働いてここまで…というところも警察組織を思い出させました。

 時代物だと難しい漢字が並んで読みづらいと感じることが多々あるんですが…「消えた女」読みやすかった、そして面白かったです、いい
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2017年11月06日

消えた女…読み始めです!

 先日、書店の一角で開催されている古本市で買った文庫本。「消えた女〜彫師伊之助捕物覚え〜」藤沢周平、読み始めです。たまには時代物をと思って…それと題名に惹かれて買いました。
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百二十点の男…読み終えです!

表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチィックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。

 「百二十点の男」読み終えです。この男も奈落の底へと、人生を踏み外すことになりました。

 徳川食品の総務課長である八代。妻以外の女との関係も3年、妻にも同僚にも気づかれずに続けている八代。会社では、矢代君に任せておけばという言葉を飽きるほど聞いている八代は、八十点、九十点では満足せず、百点でまあまあ、できれば百二十点を取りたいと常に思ったいる男、完全主義者。

 浮気して家に帰ると会社の関係者から何度となく電話があったと…社員が交通事故を起こし死傷者が…何度となく八代に電話があったのは、八代課長に任せておけば、頼りにされているから。浮気をして帰ってきているので事故があってから数時間が経過、しかし、八代はテキパキと事をこなした。

 交通事故に関して労災保険が適用されるかどうか?、社内の意見は分かれるものの八代はできる男、交渉に労力をつぎ込んだ。

 できる男には敵もいた。徳川食品に出入りしていた雑穀問屋との間でトラブルがあり、雑穀問屋は倒産。その時担当してた八代は恨みをかっていた。
 
 このことが…後に八代に災いとなって襲い掛かってきます…知らぬは八代課長のみ。百二十点の男が一転、ゼロ点に

 面白い。「百二十点の男」も面白かったがその他の男も良かった。これですべて読み終えです。
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2017年11月01日

非常口の男…読み終えです!

 表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチィックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。

 「非常口の男」読み終えです。読む前、題名からして興味をそそられました

 土建会社の経理主任である深石。そのあだ名は”非常口”。社内旅行で旅館につくと真っ先に確認するのが非常口、その確認の仕方が徹底している。電車には、最前部、最後部の車両には乗らない、車の助手席には頑として座らない。道を横断する時は必ず信号のある交差点まで歩く。

 そんな非常口な男、用心深い男・深石が自動車の運転を習いだしたと…車は凶器、あの用心深い深石さんがねと、社内に大反響をもたらします。入社16年、機械的に几帳面な深石は、経理においてミスをしたことがない。

 車の免許を取る…それには理由が…。大学で会計学を専攻している社長の甥が2年後に入社してくる予定、経理へくると予想されている。

 そこで深石は、そうなった時、自分の立場、経理課での職は無くなるだろうと考え、もしそうなった時のための自分の逃げ場所”非常口”を考えたしたのです。それが、社長専属の運転手でした、そのために車の免許をとなければと。
 
 深石は、妻とは別に女を作っていました。これも几帳面な男のこと、バレないように緻密に女と会っている深石。社長にも女が、その女のための帳簿をごまかして秘密裏に金を絞り出しているのが深石。社長にとっては、なくてはならない男となっていました。金を絞り出すついでに深石は、自分のための金も絞り出し作っていました。これは深石だけが知ること。几帳面な男の大胆な行動です。

 免許を取り…ある日のこと、深石は自家用車が大破するという大事故を起こしてしまいます。これで社長の運転手になるという夢は消えた…この機に不正経理がバレて、そんな男には経理は任せて置かれないと経理課を外されることも、いや、そんなことはないと頭を巡らす深石。

 現実はどちらに展開していくのか、病院のベットで寝ている深石には打つ手も非常口もありませんでした。

 実際の非常口、人生のいざという時のための非常口…面白い話です
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2017年10月27日

ロールスロイスの男…読み終えです!

 表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチィックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。

 「ロールスロイスの男」読み終えです。

 「そのクルマは、エンジンの音もたてずに森蔭から現れた…巨大な置物が滑ってきた感じであった…」。昼休みの高校のグランドにいた生徒たちは、動きを止め見送ります「どういう人が乗ってるんだろうな」と。その中の1人、幸次だけは「…ばかなやつらがと」心の中でつぶやきます。村を高速道路が縦貫、インターチェンジができてから村にばらまかれた買収費によって村は一変。申し合わせたように車を買った。

 だが、幸次の家は売る土地もなく、ひっそりと暮らしていました。幸次の車に対して「クルマが何だ」と腹を立てます。ロールスロイスの持ち主は、ゴルフ場の社長…だか、ゴルフ場ももうかっている風ではない。

 幸次が嫌うのはクルマイコール人間の価値みたいに見る見方だった。そんな村人の目をさまさせなければ…どうすれば、あっと言わせる計画を練る幸次。
 翌日、クラブハウスの玄関に駐車しているロールスロイスをみんなで見に行くという黄色の油性ペンキを買って決行だ。これを決行すれば、警察、罪、母と姉の事が気がかり…しかし、その埋め合わせは必ずすると心に決めた幸次。

 ロールスロイスを取り巻く人垣ができていた…幸次は「自転車から下り、左手でコートの上からそっとペンキ罐を押さえながら人垣へ近づいて行った。」。そしてボンネットに黄色のペンキをぶちまけ「見ろ、やったぞ」と幸次。社長室に呼ばれ「なんて野郎だ」と社長。動機などを訊いていた社長ですが、途中部屋に入ってきた支配人風の男から耳打ちされてから態度が変わっていきます。警察沙汰になることを覚悟していた幸次でしたが、「警察沙汰にするほどの事ではないと」と社長。

 幸次は、解放された…帰れる…外に出ると日が落ち、闇が濃くなり始めていました。幸次は自転車、この闇、電気がない自転車では危ないだろう。先に行く自転車を後からロールスロイスのライトで道を照らしてあげようと社長。エンジン音は聞こえず、ただ谷川のせせらぎだけが耳に伝わり、夢の中の風景を走っている気がした幸次。

 ここで何かしらの事故、故意の事故が起こるのでは…と想像したんですが、何も起こりませんでした。

 社長は、最初から幸次を警察沙汰にしないこと、できない理由がありました。ロールスロイスのライトで照らしてあげるという親切な行為も穏便にいい人だということを印象付けようとしていたんですね。なぜか?。土地に絡む横領・贈賄などで逮捕された社長…一変して社長を見る目が変わった村民。

 が、幸次は、ロールスロイスのライトで送られたあの夜の事が心に残っていました。社長は、ロールスロイスのような人間ではなかったかもしれないと。しかし、クルマに対する気持ちは変わらず…くだらなく見えるばかり。

 「ロールスロイスの男」面白かった
 
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2017年10月26日

鮮やかな男…読み終えです!

表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチィックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。

 「鮮やかな男」読み終えです。読んでいて、鮮やかな男って誰の事を言っているのか…って思ってしまいました。勿論、主人公である男で間違いないと思うんですが。

 懐かしい学校友達・川久保から会いたいと電話があり、自宅で会うことにした銀行の支店長代理をしている竹原。実は会いたくない人物、その暗い影のようなものを持っている川久保。「あっ」。今日家では、同居している妻・千枝の妹京子誕生祝が…妻のこわばった顔が浮かんだ。断りの電話を…番号が分からない。

 竹原は、想う…職場での椅子は安泰、大久保と比べれば人生の鮮やかさを新たに浮き彫りにし、嫁いでいく京子の瞼に自分の鮮やかな姿をもう一度くっきり灼(や)きつけておくのも悪くない…と。

 家に帰ると…3人が出迎えた。妻千枝、その妹、と婚約者畑。川久保はまだ来ていなかった…。

 4人で始まった誕生祝。いろんな話題が…パワー・エリートだと言われる竹原、「パワー・エリートって、すてきだわ、力に溢れた汝選ばれたる者!」とうっとりとした目で言う京子。それから個性の話、夢の話、ゴルフの話…竹原のことをそのつど褒めちぎる京子。

 鮮やかな人生を送っている竹原ですが、自由な発想がないことが分かりました…固まった考えというか。その点、京子の婚約者の畑は自由。昔の人間、古い人間と今風の人間…時代から遅れだしている竹原を感じました。仕事では鮮やかでパワー・エリートだけと…趣味、家庭においては泡・エリートなのかも。パワー・エリートを聞き間違えた妻が「泡・エリートって?」と言ったのです。竹原は、消えてなくなる泡・エリートなのかもって思ってしまいました。

 遅れてやって来た川久保。その狙いは、1セット35万というアメリカ製の冷暖房機を1つ買ってくれというのでした。なぜ、竹原の所へ来たのか…以前、石辰という証券会社が潰れそうになった時に増担保として株券を出させた…その時の銀行の係りが竹原でした。でも、銀行は担保に取った株をすぐに売却…それが石辰の倒産につながった。証券会社の中西は、退職金、銀行預金を全部投げ出して客への弁済に当てた…奥さんは半狂乱。

 君(竹原)は、何も失いはしなかった、そればかりか鮮やかに出世と川久保。その中西の代わりに来た川久保でした。

 川久保が帰った後、頭は混乱、寝付けず睡眠薬を…そしてウィスキーを飲んだ竹原。その後奇妙な行動を…。その変な音に誘われるように…ネグリジェにガウンを羽織った京子が現れた「危ないわ、下りて」。さらにそこに妻千枝が…「あなたたち、こんな夜中に…。変だ変だと思ったらやっぱり……わたしは出ていくわ…」と。

 外は雨、そんな時電話が鳴った。竹原の部下・船木からで家が火事だと…。すぐに車で出かけると竹原、しかし、睡眠薬にウィスキーを飲んでいた。止める京子、冷たい素振りの妻千枝。雨の道路、睡眠薬にウィスキー…事故を起こしてしまった。

 なんだろう、この展開。急角度で曲がっていく車、そんな感じで急展開していきます。病院にお見舞いに来た火事にあった船木。これが畑以上にカラッとした性格。竹原を気遣うというより、自分のことばかり。あっけらかんとした性格。「あの人もパワー・エリートかしら」と京子。「あいつこそパワー・エリートなんだ」と竹原。

 病院のベットで竹原は、「みんな孤独でばらばら。勝手に生きて動いて行く。見ているのも、わずらわしい。それより、ひとりになって昏々と眠りたいと……病院などに担ぎこまれず、雨に打たれたまま路上にころがっていた方がよかった。体の芯の芯まで濡れて、そして、そのまま黄泉路(よみじ)へ旅立って行っていたらー」と思うのでした。

 やはり竹原は、鮮やかな男ではなかった…仕事では鮮やかそうに見えたのが、鮮やかの中に顧客を貶めるかのような仕事もやって支店長代理へとのし上がってた。支店長代理という鮮やかな肩書をただ家庭に持ち込んでいただけの男でしたね。
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2017年10月25日

ファンタスチックな男…読み終えです!

 表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチィックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。

 「ファンタスチックな男」読み終えです。独身で29歳の吉川は日本の商社で働きメキシコ北部で綿花の買い付けをやっていましたが、その商社が破綻。次の職を探すため宿泊しているホテルから電話したのが航空会社…求人広告「有能なビジネスマン求む。日本語ができれば、とくに優遇」。電話すると出た男が支店長のウッタルで…そのホテルは知っているから迎えに行くとウッタル。その朗々とした声、その行動に興味を持った吉川でした。

 1時間以上も遅れて来たウッタル、出会って分かったのはウッタルはインド人。食堂へ連れていかれた…吉川は昼食を御馳走してくれるのか…と思っていると注文したのは「さあ、一杯のもう」とバーボンウィスキー。もう一杯飲んで腰を上げたウッタル、初めから食事するつもりはなかったようだ…1時をすぎているのに。1時間以上も遅れて来たのに詫びもしないウッタル、時計も見ないし…時は金なりのお国柄なのに。

 いろいろと連れまわされた吉川。ウッタルの顔の広さに驚かされた。「そこの二階に、うちのオフィスがある」とウッタル、が、エレベーターのボタンは三十三階を押した…食堂だ、やっとありつける。しかし注文したのはバーボン。三十三階からは離発着する飛行機が見えていた…その一機一機を灼くように見つめているウッタル。「飛行機は好きですか」と吉川、ただうなずくウッタル。

 その後もウッタルはポンティヤックに吉川を乗せかなりのスピードで連れまわし、次に車を止めた時、2時半を過ぎていた…やっと昼食だ。そこでウッタルは語りだします航空会社がいちばん客離れするシーズンに団体客を集めて日本へ送り出す計画「Fプラン」をひそかにたてていると…「どうだね。ファンタスチックな話だとおもうかね」とウッタル。吉川は思う、その話もファンタスチックならウッタルの人間そのものがファンタスチックだと。

 ウッタルが飛行機を好きなのは元パイロットだったから…王室インド空軍にいた。

 その後ファンタスチックは続き、吉川を虜にするかのように話を進めていくウッタル。

 そして、ウッタルは車で競争しようといいだします。「サンディエゴまで競争しよう。全速力で信号は一切無視。ノン・ストップ突っ走る。賭けは夕食と百ドル。いいな」と…受けた吉川。

 最後の結末、驚きの展開に…「ん〜難しい」。吉川は、ウッタルの様なファンタスチックな男には…。
 
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多忙といわれた男…読み終えです!

表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチィックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。

 「多忙といわれた男」読み終えです。物語はアメリカから帰って着た時から始まります。平安家具製造株式会社の社長は、家具業界で一代飛躍を遂げるためアメリカのベットメーカーと技術と資本を導入する計画、その予備折衝でアメリカへ行っていた社長平河…社内では反対論もあった。

 しかし、平河は予備折衝を飛び越えて仮契約をすませて帰ってきたと…驚く幹部。「さあ、明日からは忙しくなるぞ」と平河。アメリカの技術を導入すれば、ベットの生産台数は倍増。そのための準備としてセールスマンを増やし、広告費用も増やし…膨大な資金が投入された。

 平河の予定は20分刻み、会社での会議は立ったままで制限時間2時間で終了…若手経営者としてスター的存在となっていました。平河は多忙な男。自分で多忙を作っているような男。だから幹部社員は社長に任せておけばと力をつけていない、無能な幹部達。

 そんな中、誤算が…アメリカからの設備導入が遅々として進まないのです。生まれたのは悪循環。1人駆けずり回る平河。そして、会議で出された社長の解任決議…クーデターが起こった。離婚を求められ…会社では担当する仕事がないという寂しい人となってしまった平河は、アメリカナイズされ忙しくなった会社のなかで…もっとも暇な男となってしまった。

 多忙で華やかな人生を送るのか…と思いきや自ら身を潰すというか、そんな物語でした。解任された後、今までの自分を見つめるとどれだけ時間を無駄に使っていたのかが分かったのではないかと思います。多忙なのに……。

 
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2017年10月11日

鮮やかな男…読み始めです!

 表題が「鮮やかな男」城山三郎、短編読み始めです。他に「多忙といわれた男」、「ファンタスチックな男」、「ロールスロイスの男」、「非常口の男」、「百二十点の男」が収録されています。先日、古本屋で買った本です。「…男」面白そう
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花氷…読み終えです!

 「花氷(かひょう)」松本清張、読み終えです。不動産屋の粕谷為三…この男が面白い

 粕谷の特徴は、とにかく人を利用すること、他人を利用する術に長(た)けている男。その男の性格は陰険で利己的、ひとりで計画を練り、それは自分の胸にしまっていて利用する人間にはほんの一部しか打ち明けない…仲間であっても…男が大きなことを企み一攫千金を狙う。

 国会議員、選挙資金、土地、銀行、これに危険な男・粕谷が絡むと…実に面白いストーリーが出来上がります。どうする、どうなるの連続で面白かった。最後は…ドミノ倒しの様に崩れていったけど…いい、良かった。
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2017年09月29日

花氷…読み始めです!

 「花氷(かひょう)」松本清張、読み始めです。2009年の夏以来、2度目です。今日から読むぞー
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微笑の儀式…読み終えです!

 表題が「黒の様式」て掲載されているのは「歯止め」、「犯罪広告」、「微笑の儀式」の短編です。

 「微笑の儀式」読み終えです。鳥沢良一郎は元法医学教授。その日は、法隆寺から飛鳥地方を見て回ろうと電車で向かっている博士。鞄の中には常に専門の雑誌を欠かさず入れている。

 この日は、アメリカの犯罪学協会から出ている雑誌を読んでいた。1952年、ニューヨークの下町のアパートの一室で22歳の女性が急死…口もとには一種異様な微笑を湛えていました。

 法隆寺へ…金堂の釈迦三尊像の前へ、釈迦も脇待の二尊も、薬師如来も面貌はいずれも微笑し…その面相はアーケイツク・スマイル「古拙の微笑(こせつのびしょう)」と言われている。法隆寺へきて像を見ていると奇妙な気持ちになった博士、それは電車の中で読んでいた雑誌にあった一種異様な微笑を思い起こしたからである…。

 その場で博士に話しかけてきた男「どうです、この唇の笑いの表情がたまらないじゃありませんか」と、話し込む2人。

 秋になり…新聞を読んでいた博士は、ある展覧会の評に目がいきます。「新井大助の”微笑”は…彫刻の中では写実に徹している」と。この展覧会に行ってみたいと…もしかすると法隆寺で話しかけてきた男が作者ではないのか。展覧会場で作品の前に立った博士。展示された微笑は、石膏作品、人気を集めていました。作品を眺めていると博士の形を叩く男、あの法隆寺での男・新人彫刻家の新井大助でした。

 賞賛する博士。「…これはモデルをお使いになったんでしょうね、もちろん?」(博士)、「はあ、モデルといえばモデルですが…」と言い澱んだ新井大助。なぜか?、後でわかってきます。

 洗い助けが立ち去って再度作品に目を向けていると…違う男が博士の前へ現れます。その男は、この作品には奇妙な噂ががあると…「…あの彫刻は本当の人間の顔からそっくり取ったというんですがね」と。の大きさは、ちょうど、人間の実物大でございますね?」と男。「…デスマスクを取るみたいに…」(博士)。

 その男は、保険会社の調査員でした。この微笑像の顔とそっくりの女性が急死したと…。なぜか、微笑という言葉からか事件性があると感じたのか…興味を持った博士は、自分の腹の内で何度も検討を繰り返し、核心に迫っていきます。「モデルといえばモデルですが…」と言い澱んだ新井大助、売れてない新人彫刻作家がいきなりこの彫刻作品を造り上げたのか?。
 
 いや〜これも濃すぎる作品です、よくできてます。面白かった。
 
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犯罪広告…読み終えです!

 表題が「黒の様式」て掲載されているのは「歯止め」、「犯罪広告」、「微笑の儀式」の短編です。

 「犯罪広告」読み終えです。これはいきなり、角度を変えて入ってきました…引き込まれました。最初から、告発文が続きます。

 各家庭に配布された告発文には、20年前に実母を殺したのは、その夫のアイツだ。その夫は、女の財産目当てが第一…4度の結婚。その詳細が延々と綴られ時効を迎えても犯人告発を行ったのは、犯人とされる男を父と呼んだことがある男でした。

 告発文は2回各家庭に投じられた。私の母の死体は床下に埋められている…が、時効が迎えているので掘り返して骨だけでも私のもとに戻してほしいと訴え続ける男。噂が噂を呼び…町を動かし、警察が動き出さざるを得なくなります。 

 強気な犯人とされる男、したたかです。果たして、床を掘り返すことは実現するのか!?。埋まっているのか!?。

 この作品も最初から引き込まれました…濃すぎます。面白かった
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歯止め…読み終えです!

 表題が「黒の様式」て掲載されているのは「歯止め」、「犯罪広告」、「微笑の儀式」の短編です。

 「歯止め」読み終えです。衝撃の内容でした。

 大学受験を控えた息子を持つ夫婦。息子は、部屋に閉じこもり、反抗期。無断で外出、挨拶無し。息子のいない好きに部屋を覗くと、雑誌、切り抜き、無造作に折りたたまれた布団をめくると…臭いが。これは男の声が通過する性的悪癖にふけっているのだと悩む妻、これでは成績不振が続き、大学受験に落ちてしまう。

 妻には、姉が居たが結婚1年半で青酸カリで自殺を。なぜ、自殺したのか。

 ある時、結婚式で田舎へ帰った時…異様な男を目撃した妻。その男は、病的な性癖があった。その病的な性癖を止めたのは母親。添い寝をし、病的な衝動を沈めてやっていた…それで男の異常な行動はなくなったとの噂だそうだと夫は語った。

 それからある人物が受験を前にして同じように成績不振になり、それから立ち直ったという話を偶然にも息子の担任教師から聞いた。その人物とは、どうやら自殺した姉の夫のようである。まさか!?、姉の夫も…母親の添い寝によって…。夫婦2人の推察が始まります。姉の自殺は、自殺ではなかったのか…。同じような状況にある息子がいる。夫婦2人の推察力が面白い
 
 これは松本清張の力作、濃すぎる内容です。面白い
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2017年09月20日

黒の様式…読み始めです!

 古本屋で購入した「黒の様式」松本清張。読んでないと思って…帰って調べたら2009年に読んでました。二度目だ。

 表題が「黒の様式」て掲載されているのは「歯止め」、「犯罪広告」、「微笑の儀式」の短編です。読むぞー2回目
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黒革の手帖(上下巻)…読み終えです!

 「黒革の手帖(上下巻)」松本清張、読み終えです!。

 確か前回「黒革の手帖」読んだ時もドラマが始まる時、その時(2004年)は米倉涼子、今回(2017年)は武井咲。

 原作通りに忠実にドラマを作るとなると、書かれた時代を舞台に製作するとなると時代錯誤が生じたり時間と製作費が膨大になったり…で、作れないのは分かるけど…作ってほしい。やはり原作が面白い

 東林銀行千葉支店のベテラン預金係、原口元子(はらぐちもとこ)は、資産家が脱税の為に開設した架空名義の口座から7500万円を横領。銀行側が公に出来ないことを知っての横領。銀罪でバーを始めることを夢見て…このカネはその元手。架空名義と実際の顧客の氏名のリストを記した手帖が黒革の手帖。計画通りに銀座で「カルネ」というバーを始めた原口元子でした。

 黒革の手帖が大金を生んでいきます。生んでいくと同時に敵を生み出すことに。騙され、脅された銀行の支店長、次長、医者、学校の理事長などの敵が知らぬ間に原口元子を追い詰めていました…全てが元子への復讐のために。

 その復讐の手が…偶然にも原口元子の目の前に…この時医者はどうする…。原作の最後のシーンは、「おっ」です。あの後どうなったで…終わってます。

 松本清張の小説で面白いのは、人の描写です。今回は、こんなのがあります「橋田常雄という五十年配の、背の低い、肩の張った理事長だった。額が禿げ上がって広く、鼻が扁平で、口の大きな男だった」と。

 ドラマよりも原作の方が面白かった
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2017年08月22日

黒革の手帖(上下巻)…読み始めです!

 今日から「黒革の手帖」読み始めです。読むのは何度目か。前回はテレビドラマが始まったことがきっかけで読んでみようでしたが、今回もドラマが始まったぁー
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確証…読み終えです!

 「黒地の絵」松本清張、読み始めです。短編集です。表題は、「黒地の絵」。他に「二階」、「拐帯行」、「黒地の絵」、「装飾評伝」、「真贋の森」、「紙の牙」、「空白の意匠」、「草笛」、「確証」が収録されています。

 「確証」読み終えです。そこまでして…そこまでするかでしたね。

 大庭章二は、妻が浮気をしているのではと疑惑を持ち始めます。明るくて賑やか事が好きな妻、近所、会社の同僚などから好感を持たれていました。一方、夫の大庭章二は、社交性がなかった。浮気という疑惑をもったのは漠然としてそんな気がしたから。大庭章二に出張が多かったことも疑いを成長させました。

 なぜ、そんな疑惑を持った大庭章二ですね。いい奥さんです。髪の手入れ、シャツのボタンを掛けてくれて、靴下もはかせてくれ、ネクタイを締めることまで…料理は章二の事を考えて料理を習い作ってくれる妻ですよ

 浮気の相手は誰だろう?。考えてみると…同僚だ。あいつだ。どうして確証を得ようか、探偵をやとって…いや、自分の手で突き止めよう。

 そして、大庭章二が閃いたのは…これが驚く方法でした。そこまでして自分の身体を犠牲にしてまでやるかです。大庭章二の閃きには仰天でしたね。結末も驚きでした…面白い

 これで、短編集「黒地の絵」すべて読み終えました。あー面白かった。
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草笛…読み終えです!

「黒地の絵」松本清張、読み始めです。短編集です。表題は、「黒地の絵」。他に「二階」、「拐帯行」、「黒地の絵」、「装飾評伝」、「真贋の森」、「紙の牙」、「空白の意匠」、「草笛」、「確証」が収録されています。

 「草笛」読み終えです。ささやかな飲食店を営む家に生まれた周吉は17歳。店が繁昌し、客を2階を上げるように改造。そのため周吉は祖母と2人で近所の雑貨屋の2階に間借りをすることになります。その2階、廊下を隔てた6畳に引っ越してきた杉原冴子。なんとなく愉しい気分になった周吉、廊下ですれ違う時挨拶する程度だった。

 だんだんと分かってくる杉原冴子のこと、独身ではなく石板印刷屋の妻で、姑との折り合いが合わず家を出てきていたのです。

 同人雑誌を友人とやっていた周吉。それがきっかけとなり杉原冴子と口を利くようになり…初めて部屋を訪れることに。コーヒーを飲みに行き2人で歩くこと何度かありました。それ以上の進展はなし。その後冴子の部屋を訪れる客が多くなります…家に帰ってくるように説得に来ているよう。

 ある日、冴子が周吉に部屋に入ってと…入ると冴子は布団に仰向けに寝ていて、枕元に座ってくれと。「わたしね、この家に居るのがもう長くないかも分からないわ」と冴子。何かが起こると僕は想像。しかし、周吉は長くいることはできず急いで自分の部屋に帰ってしまいます…えぇー何も起こらずでした。淡い、青春です。

 部屋を出て帰って行った冴子。会いたくなった周吉。やっと出会えた周吉でしたが、冴子の最初の言葉は「何をしにきたの?」だった。この日のために買った鳥打帽も「そんな帽子、あんたには似合わないわよ」と冴子。弾んでいた気持ちが完全に崩された周吉。

 2人でいた近くを背の高い青年が草笛を鳴らしながら歩いていて…。周吉は後で想像します、あの時の草笛を鳴らしていた青年が冴子の夫ではなかったかと。

 あれから数十年。冴子からの手紙が近況が綴られて、お金を貸してくれないかとも…。周吉は返事もせず、金も貸すこともありませんでした。返事をして金を貸してしまうと、少年のころ周吉の胸の中にいた杉原冴子が汚い不幸な老婆になってしまうからだった。周吉は、何十年経っても17歳のままの心を持った大人になっていたんです。全てをあの17歳の時のまま保存しておきたかったんです。

 少年が年上の女性に憧れ、恋心に動きながら愉しさと切なさ…松本清張作品にもこんな作品があるんだ…です。
posted by ロンサム・チカ at 22:34| 福岡 ☁| Comment(0) | 本を読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする